座学と実機演習を通じて、ネットワークの「仕組み」を学ぶ
当社では、社員の技術力向上と知識の共有を目的として、社内でさまざまな学習機会を設けています。その取り組みの一環として、若手社員を対象に「ネットワーク勉強会」を開催しました。
本社での勉強会風景
今回のテーマは、企業ネットワークを支える重要な機器のひとつであるL2スイッチ(L2SW)です。
ネットワークを初めて学ぶ社員から、基礎知識や実務経験を持つ社員まで、それぞれ経験の異なるメンバーが参加しました。
講師は社内のシステム部門のメンバーが担当し、「知識を覚えるだけではなく、実際に機器に触れながらネットワークの仕組みを理解する」ことを大切にして勉強会を実施しました。
講師担当のシステム部荒川さん
午前は「ネットワークの基礎」を学習
午前の座学では、ネットワーク未経験者にも理解しやすいよう、まずは「ネットワークとは何か」という基本的な内容からスタートしました。
LANとWAN、IPアドレスの仕組み、L2スイッチ・L3スイッチ・ルータの役割などを学習。さらに、午後の実機演習につながるVLAN、STP、Storm Control、LAG、ACL、CDP/LLDPなどについて、それぞれ「何のために使う技術なのか」を確認しました。
今回の座学で目指したのは、単に設定方法を覚えることではありません。「言われた通りに設定できる」から、「なぜこの設定が必要なのかを理解して設定できる」へ。
そのため、実務で利用する場面をイメージしながら、基礎となる考え方を学んでもらいました。
午後はCisco L2SWを使った実機演習
午後からは、実際のCisco L2スイッチを使用した実技演習を行いました。座学で学んだ内容をもとに、受講者自身が機器への設定や配線、PCからの疎通確認などを実施しました。実技では、機器の基本設定をはじめ、
・VLANによるネットワークの分割
・STPによるループ防止・冗長化
・Storm Controlによる異常通信への対策
・LAGによる回線の冗長化
・ACLによる通信制御
・CDP/LLDPによる隣接機器の確認
といった、実際のネットワーク構築にもつながる内容に取り組みました。演習では、正しく通信できる構成を作るだけではなく、あえて通信できない状態を作り「なぜ通信できないのか」を考えるシナリオも用意しました。VLAN設定の違いによる通信結果の変化や、STP設定後にケーブルを抜線して通信が別経路へ切り替わる様子なども実機で確認しています。

画面上の設定だけでは分かりにくいネットワークの動きを、実際の機器・ケーブル・通信結果を通して確認することで、「設定」と「通信の仕組み」を結び付けながら理解する機会となりました。
「知っている」から「実際にできる」へ
ネットワーク技術は、資料を読んだりコマンドを覚えたりすることも大切ですが、実際に機器へ設定し、通信結果を確認することで初めて気付くことも多くあります。今回の勉強会では、講師から一方的に答えを教えるだけではなく、受講者自身が、
「なぜ通信できないのだろう?」
「この設定にはどんな意味があるのだろう?」
と考えながら、試行錯誤することを大切にしました。また、講師についても社内のシステム部門の社員が担当することで、自分たちが日頃の業務で培ってきた知識や経験を、次の世代へ共有する良い機会となりました。
技術を学び、共有する文化を大切に
IT・ネットワークを取り巻く技術は、日々変化しています。だからこそ当社では、日々の業務だけでなく、社員同士が持つ知識や経験を共有し、実際に技術に触れながら学ぶことも重要だと考えています。
今回のネットワーク勉強会も、そうした社内での技術共有・人材育成の取り組みのひとつです。
一人ひとりの技術力を高め、それを組織の力へ。
今後も社員が新しい知識や技術を身につけ、互いに学び合える機会をつくりながら、お客様へより良いサービスを提供できる技術力の向上に取り組んでまいります。
